ゴッホ展 -こうして私はゴッホになった- [Exhibition]

最近はTwitterばかりでブログをかなり放置していましたが、久々に長文が書きたくなったので更新します。

先日東京に行く機会があって、国立新美術館で開催されていた「ゴッホ展 -こうして私はゴッホになった-」を観てきました。

これまで日本では、何度もゴッホの作品を展示する展覧会が開催されてきましたが、
この展覧会ではゴッホの作品よりも、ゴッホ青年がどんな場所で、何を見て影響を受けたり学び取ったりして、どのように作風を変えていったかに主眼を置いていました。
なので、ゴッホの油彩作品だけでなく、スケッチや習作はもちろん、同時代に師事した画家や交流のあった画家たちの作品も展示してありました。

展覧会のテーマの切り口が従来のゴッホ展とは一風変わっていて、それでいて明確だったので、観覧者の多さを除けば(どこのターミナル駅かと思うくらい人がいた…)、非常に興味深くて楽しめる展示でした。

展覧会では、ゴッホの画家人生を大きく6つの章(最初期→アントン・モーヴの教えを受けていた頃→ニューネン→パリ→アルル→サン=レミやオーヴェール=シュル=オワーズ)にわけているのですが、
章を追っていくにつれて、デッサンが上達していく過程や、浮世絵との出会いから構図が変化していること、印象派の画家たちとの交流から用いる色彩が格段に明るくなったことがよくわかりました。


一番変化が顕著だったのは、色使いでしょうか?

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庄内映画村オープンセット [Scenery]

山形県の庄内平野の市町村は、多くの映画のロケ地になっています。

例えば、鶴岡市は「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「隠し剣 鬼ノ爪」「蝉しぐれ」といった一連の藤沢周平原作映画のロケが行われました。
近年は、近隣の酒田市や遊佐町とともに、アカデミー賞を受賞した「おくりびと」のロケ地として有名で、公開以来多くの観光客で賑わっているそうです。

そんな庄内平野の、人里離れたところに「庄内映画村オープンセット」はあります。

ここは、鶴岡市羽黒町の月山山麓に位置する88ヘクタールの敷地を、時代劇のオープンセットとして整備したものです。
一応、観光客を受け入れられるように、一般公開もされています。

ただ、そもそも更地だった場所に、映画の制作会社が必要に応じてセットを建てているだけであって、観光客が快適に見学できるようにアメニティ等がきちんと整えられているわけではありません(最低限のものはありますが)。
なので、観光目当てで行くと、少し肩透かしを食うかもしれません。

庄内映画村オープンセット_01.JPG

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大松庵 -@山形県鶴岡市 [Cafe]

先週末、家族で山形県の鳥海山を目指して、1泊2日の旅行へ出かけました。
今日から、少しずつその思い出を書きます。

初日は鶴岡市に行ったのですが、まず問題になったのは、どこで昼食を食べるかということ。
山形県は、蕎麦どころなので、まずは蕎麦を食べるということは決定しました。
そこで、美瑛でのgoshに続き、食べログで「鶴岡市」「そば」で検索したところ、一番上に表示されたのが、今回行った「大松庵(だいしょうあん)」です。

お店は、国道7号線沿いにありました。
お店に着くと、まず山羊のメイちゃんが迎えてくれます。
このメイちゃん、実はお店で大活躍していたのですが、その話は後ほど…。

大松庵_02.JPG

建物は、木造の古屋敷で、素朴でとても趣がある佇まいです。
これは、約二百年前の慈善家鈴木今右衛門の旧宅を移築したものだそうです。

大松庵_01.JPG
大松庵_03.JPG

店内も、レトロな雰囲気で、広々とした土間があったり、囲炉裏付きの座敷があったりと、昔ながらの農家の風景が広がっています。

鈴木今右衛門さんがキリスト教信者だったのか、キリスト教関係の飾り小物がところどころに置かれてあり、それが和洋折衷の独特な雰囲気をつくっています。

大松庵_04.JPG

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